フタル酸エステル分析

(EU)2015/863が公布されました。
2015年6月4日に、RoHS2の禁止物質(制限物質)を定めた2011/65/EUのAnnexⅡを置き換える(EU)2015/863が公布されました。
この公布により、RoHS2の禁止物質6物質にフタル酸4物質が追加になりました。

【公布の経緯】

RoHS指令では、使用が制限される物質(規制物質)として6物質が定められていますが、この制限物質は定期的な見直しが行われることになっています。11物質が候補の物質(詳細な評価を行う物質)として挙がっていましたが、最終的にフタル酸4物質に絞られました。

 

【追加物質・規制濃度】

  • フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)・0.1%
  • フタル酸ブチルベンジル(BBP)・0.1%
  • フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)・0.1%
  • フタル酸ジイソブチル(DIBP)・0.1%

 

【規制開始時期】

2019年7月22日

ただし、医薬機器及び監視用機器などの電気電子機器(カテゴリ8,9)は2021年7月22日より適用

 

【フタル酸エステル分析】

フタル酸エステル類精密分析

納期:10営業日 試料量:10g以上

測定項目

前処理方法

測定方法

報告下限値※1

DEHP、BBP、DBP、DIBP

溶媒抽出

GC/MS法

各100mg/kg

※1 報告下限値は、測定対象の材質や妨害物質の存在等により高くなる場合があります。

 

 

【分析フロー】

図

フタル酸エステルの試験方法は標準化に向けた準備が進められています。国際規格IEC62321Part8は2016年7月発行予定です。当社では試験方法としてCPSC-CH-C1001-09.3(米国の玩具中フタル酸エステル試験方法)を採用しており、試料毎に標準添加回収試験や、認証標準物質の測定による精度管理を実施しています。

 

○ フタル酸エステルとは?

フタル酸エステルは、樹脂、塩化ゴム用の可塑剤や塗料、顔料、接着剤、潤滑剤に対する添加剤として用いられています。内分泌攪乱作用が懸念されており、EUやアメリカ、日本において、すでに玩具・育児用品での規制がされています。

 

 

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