工業用水分析

日本の水(水道水・地下水・工業用水等)は、地域毎の特性でバラエティに富んでおり、建築設備・空調設備等の適切な材料選定には、事前に水質分析を行うことが不可欠となります。

また、安全かつ効率的に運転するためには、定期的な水質分析、最適な水質管理が必要です。

クリタ分析センターでは、ボイラ水や冷却水などの各種工業用水の分析を行っています。ボイラ水・冷却水は身近なビルや工場の熱利用を目的とした水です。

工業用水分析

分析の効率化を目指し自動分析装置を導入、短納期、大量処理体制(1,500本/日)を整えております。

また、水質分析を行うとともに、材料選定や水質特性の把握の参考となる「水質評価シート」を作成し、建築設備・空調設備等の効率的な運転(腐食防止・スケール防止等)をサポートします。

分析や評価だけでなく、クリタグループの商品・技術・サービスでその後のアフターサービスまで対応可能です。


【業務内容のご紹介】

○工業用水分析業務

 ○ ボイラ水・補給水分析

  • JIS B 8223(ボイラの給水及びボイラ水の水質)に関する項目
  • 現場での溶存酸素量(DO)測定(酸性インジコカルミン比色法、隔膜電極法)
  • その他、管理指標となる水質項目

○ 冷却水・冷水・温水・補給水分析

  • (社)日本冷凍空調工業会JRA-GL 02-1994(冷凍空調機器用水質基準ガイドライン)に関する項目
  • レジオネラ属菌
  • その他、管理指標となる水質項目

○ 工業用水管理障害に伴う分析

  • スケール組成分析
  • 腐食評価・腐食要因調査
  • スライム評価

○ その他工業用水に関する分析

  • JIS K 0101(工業用水試験方法)に関する項目
  • 分析車での現場分析

 

○水質診断業務(水質評価シート)

(社)日本冷凍空調工業会 冷凍空調機器用水質ガイドライン(JRA GL 02-1994)に示された項目を基本とし、ナトリウム・カリウム・硝酸イオンなどを付加したセット項目として、水質分析を行うとともに、材料選定や水質特性の参考となる水質診断として「水質評価シート」を作成しています。

下記に、水質評価項目とその評価事例を示します。

 

水質評価シートの例[131 KB][104KB]

 

水質ガイドラインの個々の水質基準値に対する適合性の評価と複数の分析項目を総合した指標に対する適合性の評価を行っています。

 POINT

表中の水温・残留塩素・溶存酸素は現場での測定が基本となります。遊離炭酸(pHと酸消費量から算出)も、地下水・井戸水を水源とする場合には、持ち帰り分析ではpHが変化することがあるので、現場測定と実験室測定を併用することをお勧めします。

 

 

 

【工業用水で起こりやすいトラブル】

○ ボイラの主な障害

  • 腐食

水中の溶存酸素(DO)が鋼材(鉄)と反応し、鉄が溶出する現象のこと。pHが低いと鉄は更に溶出→腐食が進行する。腐食性アニオン(SO42、Cl)が多いと腐食は促進されます。

  • スケール

ボイラ水中の成分が鋼材表面に固形物として付着する現象のこと。

  • キャリーオーバー

ボイラ水中の溶解物質が蒸気に移行する現象のこと。

○ 冷却水・冷温水系で発生する障害

  • 腐食

冷却水の濃縮による塩化物イオンや硫酸イオンなどの腐食因子の増加、溶存酸素の存在などの環境により鉄などが錆びる現象のこと。

  • スケール

冷却水の補給水には多くの溶解塩類が含まれ、蒸発などの要因により濃縮が起こり、溶解塩類が析出する現象のこと。

  • スライム

スライムとは水中で発生した細菌・カビ・藻類に汚濁物質が混ざり合った物のこと。

 

【分析の効率化を目指して】

自動サンプル分取装置、自動分析装置を用いて効率化を行い、短納期、低価格化を実現しています。

○ 自動分注装置

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当社オリジナルの分析装置で、試験管に試料を分注すると共に、pH、電気伝導率、濁度、酸消費量の測定が可能です。

分注と同時に、分析が出来るので、納期の短縮・多検体の分析を実現化させています。

○ 自動分析装置(KL)

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血液を検査するための装置を、水質検査用に改良した分析装置です。

 

【PDF】

【関連サイト】

栗田工業の水処理相談サイト KCRセンター